2022-05-16 22:08:00

ここ数日

ここ数日、「いのち」について考えていました。

先日、有名な芸人さんが亡くなられました。

私自身は中学生くらいから、TVで見ていた芸人さんでした。TVでたくさん笑わせてもらったことです。また、先輩や後輩など多くの仲間に慕われ、囲まれている姿に和まされたこともよくありました。TVで見ていただけの人ですが、亡くなられたことに寂しさを覚えました。

懐かしさもあり、昔の動画を見てみようと動画サイトを見ると、亡くなられた原因や、理由を解説する動画が多く見られました(もちろん、見てはいません。)

 かたちはどうあれ(かたちに善し悪しもなく)、死ぬということの因は生まれるということです。そして生きるということには苦しみが伴うものだと思います。苦しみは人それぞれで、その苦しみをどのように受け止め(受け容れ)ていくかが大切なことだろうと、改めて感じたことです。

簡単なことではありませんが、今ある苦しみをきちんと見つめ、大小に関係なく言葉にしたり、伝える事も大事なのではないかと、弱音を吐く事が必要なのだと思います。

私自身も、若い頃「死にたい」と思ったことがあります。友人に何気なくそう言ったところ、「生きてりゃ何かはあるぞ」と答えが帰ってきました。私と友人の関係性があってのことですが、その言葉が今でも響いています。

考えていることがあれば、誰かに話しましょう。その時答えが出なくても、いつかわかる事がきっとあるはずです。

聞信寺も皆さんの声を聴ける〈誰か〉でありたいと思っています。