2022-04-25 18:54:00

お香の事②

15年程前からでしょうか?

煙の少ないお線香や煙の出ないお線香が出回るようになりました。

煙が出ないことで、視界は良くなるのでしょうが、香りはするんです。また、煙が出ないものより吸い込んでしまった時の咳は少々大変なような・・・

 

いつだったか、煙が少ないのではなく、煙が出ないのではなく、「見えなくなっている」のだと、ふと思ったことです。見えないものが出ているから香りを放ち、吸い込めば咳をするのだと。そう考えると、煙が少ない・出ないということは良いことばかりでもないなと思いました。

 

他にも透明な液体でありながら、様々な味のする飲み物があったりします。このような物をみると、「見えるもの」と「見えないもの」を考えずにはいられません。

 

「見えるもの」を受け入れることは容易なことですが、ただそれだけではない、「見えないもの(働き)」があるということを、感じることも大切だと思います。(※ここで言うところの「見えないもの」とは、幽霊的なものではありません。)

 

そんなことを考えさせられる事です。