新しい月です。

世間的にはGWの真っ只中、休みが続くと曜日の感覚が薄れてしまうように、新しい月になることも忘れそうです。

今月から、毎週木曜日をお寺の開放デー(仮称)とし、文字通りお寺を開放したいと思います。

･･･といっても、大仰なものではなく、各自がやりたいこと(手芸・読書・写経(浄土真宗の教義に沿ったもの)など)を持ち寄って、お茶を頂いたり、おしゃべりしたり、黙々とやったりしながら自由に過ごす日です。「お経を読みたい」という希望がありましたら、一緒に読みましょう。

参加資格はありません。(迷惑行為や、公序良俗に反する行為をされる方はお断り致します。)

まずは、私と坊守とで過ごしながら、皆さまのお越しをお待ちしております。

待ちに待ったGWに突入されましたでしょうか？

本日・１日・３日・４日と、お参りが予定されているため、私自身は通常運転です。

お参りさせて頂いたところにご迷惑をかけることがないよう、一つ一つ大切にお参りさせて頂きたいと思います！

15年程前からでしょうか？

煙の少ないお線香や煙の出ないお線香が出回るようになりました。

煙が出ないことで、視界は良くなるのでしょうが、香りはするんです。また、煙が出ないものより吸い込んでしまった時の咳は少々大変なような･･･

いつだったか、煙が少ないのではなく、煙が出ないのではなく、｢見えなくなっている｣のだと、ふと思ったことです。見えないものが出ているから香りを放ち、吸い込めば咳をするのだと。そう考えると、煙が少ない・出ないということは良いことばかりでもないなと思いました。

他にも透明な液体でありながら、様々な味のする飲み物があったりします。このような物をみると、｢見えるもの｣と｢見えないもの｣を考えずにはいられません。

「見えるもの」を受け入れることは容易なことですが、ただそれだけではない、｢見えないもの(働き)｣があるということを、感じることも大切だと思います。(※ここで言うところの「見えないもの」とは、幽霊的なものではありません。)

そんなことを考えさせられる事です。

「お香の良い匂いがするね」

と、子どもたちからの言葉がとてもうれしい事でした。

お線香にも色々な種類がありますが、聞信寺には決まったお香があり、毎日それを焚いています。

久しぶりに(ほぼ2年ぶり)親しい友人と食事をしました。

この2年間のことや、現在のことなど多くのことを語りました。

さながら同窓会のような気分でした。